○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……… 2
(1)経営成績に関する説明 ……… 2
(2)財政状態に関する説明 ……… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……… 4
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ……… 5
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ……… 5
(2)連結の範囲又は持分法の範囲の変更 ……… 5
3.要約四半期連結財務諸表 ……… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ……… 6
(2)要約四半期連結損益計算書 ……… 8
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ……… 9
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ……… 10
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 12
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……… 13
(継続企業の前提に関する注記) ……… 13
(報告企業) ……… 13
(作成の基礎) ……… 13
(重要な会計方針) ……… 14
(重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断) ……… 25
(セグメント情報) ……… 26
(重要な後発事象) ……… 28
(初度適用) ……… 29
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
文中における将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したも のです。
また、当第1四半期連結累計期間より、従来の日本基準に替えて国際会計基準(以下、「IFRS」)を適用してお り、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較分析を行っております。 なお、当社グループの業績管理は、事業セグメント損益及び営業損益により行われています。事業セグメント損 益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しており、日本基準における営業損益に代替 するものとして利用しています。
①当第1四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年6月30日)の業績全般の概況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国においては、雇用や所得環境の回復を背景に消費者マインド が改善するなど、家計部門の底堅い回復が続いたことに加え、企業部門にも持ち直しの兆しが見られ、景気は回復基 調が持続しております。欧州においては、製造業に持ち直しの動きがあるものの、英国の国民投票でのEU離脱派の勝 利を受けた金融市場の混乱や、政治的な不安の高まりなどから、景気の先行きに対する懸念が強まる状況となってお ります。中国をはじめとする新興国経済は、全体的に成長ペースの鈍化が続くなど、景気は減速基調が持続しており ます。日本においては、雇用環境の改善が続くなど、企業活動や個人消費は全体的に底堅く推移しているものの、円 高や海外景気の減速懸念の高まりなどもあり、景気の先行きに対する見通しは、予断を許さない状況となっておりま す。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、通信・プリンティング機器が、米国や中国を中心 にグローバルで比較的堅調に推移したことに加え、ドミノプリンティングサイエンス(以下、「ドミノ」)の連結子 会社化の効果などがあったものの、産業機器が、前年同期のIT関連顧客向けの一時的な需要拡大がなくなった反動減 で大幅な減収となったほか、円高に伴う為替のマイナス影響もあり、売上収益は前年同期比4.0%減の1,575億2千8 百万円となりました。利益面は、円高による為替のマイナス影響に加え、産業機器の大幅減収に伴うマシナリー事業 の大幅減益などのマイナス要因があったものの、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業が、販売促進費の 効率化、経費の削減、在庫水準の適正化など、全社単位での取り組みを推進した効果により、大幅な増益となったこ とに加え、前年同四半期に計上したドミノの株式取得等に係る費用がなくなった効果もあり、事業セグメント利益 は、前年同期比31.6%増の201億4千万円、営業利益は、前年同期比28.7%増の211億7百万円となりました。これに より、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比31.8%増の153億3千8百万円となりました。
*当第1四半期連結累計期間における平均為替レート(連結)は次の通りです。 米ドル : 109.07円 ユーロ : 122.47円
*前第1四半期連結累計期間における平均為替レート(連結)は次の通りです。 米ドル : 121.34円 ユーロ : 133.86円
②当第1四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年6月30日)の主なセグメント別の状況 1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
売上収益 952億9千8百万円(前年同期比△8.3%)
●通信・プリンティング機器 839億6千3百万円(前年同期比△8.9%)
景気減速の影響により、アジア地域での製品本体の販売が落ち込んだものの、他の地域では、米国や中国を中心 にモノクロレーザー複合機やインクジェット複合機が堅調に推移したことにより、現地通貨ベースでは前年を上回 る実績となったものの、円高による為替のマイナス影響が大きく、全体では減収となりました。
●電子文具 113億3千4百万円(前年同期比△3.5%)
各地域とも需要が堅調に推移したことにより、現地通貨ベースでは前年を上回る実績となったものの、円高によ る為替のマイナス影響が大きく、全体では減収となりました。
事業セグメント利益 169億3千4百万円(前年同期比+64.6%) 営業利益 179億8百万円 (前年同期比+62.5%)
円高による為替のマイナス影響はあったものの、販売促進費の効率化、経費の削減、在庫水準の適正化など、グ ループ全体での収益改善に向けた取り組みを推進した効果により、大幅な増益となりました。
2)パーソナル・アンド・ホーム事業
売上収益 94億9千9百万円(前年同期比△12.6%)
各地域とも製品に対する需要は堅調で、特に西欧での販売は好調だったものの、米州において、商戦期に向けた 製品投入のタイミングが前年と比べ後ろ倒しになったことや、円高による為替のマイナス影響などにより、全体で は減収となりました。
事業セグメント損失 1千9百万円(前年同期 事業セグメント利益 6億9千1百万円) 営業利益 1千万円 (前年同期比△98.5%)
円高による為替のマイナス影響に加え、米州における製品投入タイミングの遅れに伴う粗利の減少などの影響に より、大幅な減益となりました。
3)マシナリー事業
売上収益 229億6千2百万円(前年同期比△33.9%)
●工業用ミシン 65億9千8百万円(前年同期比△15.1%)
景気減速を受け中国・アジア地域で需要が伸び悩んだことに加え、円高に伴う為替のマイナス影響もあり、減収 となりました。
●産業機器 118億4千万円(前年同期比△47.3%)
中国のIT関連顧客向けの需要に回復感が出てきたことに加え、自動車関連市場向けも、米州を中心に総じて堅調 に推移したものの、前年同期に計上したIT関連顧客向けの一時的な大口受注がなくなったことによる反動減の影響 が大きく、大幅な減収となりました。
●工業用部品 45億2千4百万円(前年同期比+1.4%) 各地域とも堅調に推移し、前年並みの水準となりました。 事業セグメント利益 18億7千9百万円(前年同期比△69.7%) 営業利益 19億4千8百万円(前年同期比△69.2%)
主に産業機器の減収に伴い、大幅な減益となりました。
4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
売上収益 125億8千6百万円(前年同期比+5.6%)
通信カラオケ機器の販売が堅調に推移し、増収となりました。
事業セグメント利益 4億1千1百万円(前年同期 事業セグメント損失 2億9千万円) 営業利益 2億7千6百万円(前年同期 営業損失 3億4千3百万円)
増収に加え、経費削減などの取り組みの効果もあり、黒字転換となりました。 5)ドミノ事業
売上収益 144億1千4百万円 事業セグメント利益 8億6千1百万円 営業利益 8億5千7百万円
平成27年7月1日以降に計上されるドミノ及びその子会社に関連する損益を、ドミノ事業セグメントとして開示 しており、当第1四半期連結累計期間は、前年同期との比較はありません。
(2)財政状態に関する説明
(資産、負債及び資本の状況)
資産合計は、のれん及び無形資産の減少などにより、前連結会計年度末に比べ602億9千万円減少し、6,150億1 千1百万円となりました。
負債合計は、社債及び借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ213億6千8百万円減少し、3,039億4 千6百万円となりました。
資本合計は、在外営業活動体の換算差額のマイナスの増加などにより、前連結会計年度末に比べ389億2千1百 万円減少し、3,110億6千4百万円となりました。
(キャッシュ・フローの状況)
当第1四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間より233億6千 9百万円多い264億8百万円の現金及び現金同等物(以下「資金」)が得られました。これは、法人所得税の支払 額の減少などのためです。投資活動によるキャッシュ・フローでは、前年同四半期連結累計期間より1,860億1千 万円少ない71億2千7百万円の資金を支出しました。これは、前年同四半期連結累計期間において、ドミノの株式 取得に伴う、事業の取得による支出などがあったためです。財務活動によるキャッシュ・フローでは、前年同四半 期連結累計期間は1,539億9千6百万円の資金が得られたのに対し、106億3千4百万円の資金を支出しました。こ れは前年同四半期連結累計期間において、ドミノの株式取得に伴う資金調達により、短期借入による収入などがあ ったためです。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次の通りです。
1)営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益は211億1千3百万円で、減価償却費及び償却費86億3千3百万円など、非資金損益の調整な どによる資金の増加があり、法人所得税の支払額26億7千8百万円などを差し引いた結果、264億8百万円の資金 の増加となりました。
2)投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出72億1千7百万円などにより、71億2千7百万円の資金の減少となりました。 3)財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の返済による支出47億7千9百万円、配当金の支払額46億7千9百万円などにより、106億3千4百 万円の資金の減少となりました。
これらの活動に加え、現金及び現金同等物に係る為替変動による影響により107億3千9百万円減少した結果、 当第1四半期連結会計期間末の資金残高は、前連結会計年度末に比べ20億9千2百万円減少し、652億9千4百万 円となりました。また、前年同四半期連結会計期間末に比べ74億6千3百万円減少しました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループを取り巻く事業環境を踏まえ、平成29年3月期の通期連結業績予想を以下のとおり変更いたします。
(単位:億円)
平成29年3月期 平成28年3月期 増減率 平成29年3月期 増減率
予想 (A) 実績 (B) (A/B - 1) 前回予想 (C) (A/C - 1)
売上収益 6,400 6,821 △6.2% 6,575 △2.7%
事業セグメント利益 500 549 △9.0% 460 8.7%
営業利益 485 586 △17.3% 450 7.8%
親会社の所有者に帰属 する当期利益
335 412 △18.8% 315 6.3%
為替レート(円)
米ドル 106.09 120.16 - 110.00 -
ユーロ 117.25 132.36 125.00 -
※上記表内の為替レートは、年間の平均レートです。
売上収益は、主に為替の想定レートを円高方向に見直したマイナス影響により、前回予想を175億円引き下げ、 6,400億円となる見通しです。利益面においても、上記為替のマイナス影響を織り込んだものの、第1四半期におけ る進捗度を考慮し、事業セグメント利益は前回予想から40億円の上方修正となる500億円、営業利益は35億円の上方 修正となる485億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は20億円の上方修正となる335億円となる見通しです。
なお、平成29年3月期の通期連結業績見通しの前提となる、予想部分の為替レートについては、1米ドル=110円 から1米ドル=105円に、1ユーロ=125円から1ユーロ=115円へと変更しております。
2.サマリー情報(注記事項)に関する事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 該当事項はありません。
(2)連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更
・持分法適用の範囲の変更
前連結会計年度において関連会社でありましたRadex AGは、持分の売却により、当第1四半期連結会計期間より 持分法適用の範囲から除外しております。
3.要約四半期連結財務諸表
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
移行日
(2015年4月1日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第1四半期 連結会計期間
(2016年6月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 105,347 67,387 65,294 営業債権及びその他の債権 96,404 94,750 87,639
その他の金融資産 9,367 16,100 15,487
棚卸資産 121,982 126,542 113,299
その他の流動資産 13,366 15,383 13,240
小計 346,468 320,164 294,961
売却目的で保有する非流動資産 385 - -
流動資産合計 346,854 320,164 294,961
非流動資産
有形固定資産 117,453 128,920 121,659
投資不動産 7,609 6,907 6,813
のれん及び無形資産 17,954 168,117 145,127 持分法で会計処理されている投資 1,343 1,437 1,373
その他の金融資産 42,753 26,881 24,920
繰延税金資産 17,618 16,872 14,346
その他の非流動資産 7,871 6,000 5,808
非流動資産合計 212,604 355,137 320,049
資産合計 559,458 675,301 615,011
(単位:百万円)
移行日
(2015年4月1日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第1四半期 連結会計期間
(2016年6月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 73,817 62,139 52,241
社債及び借入金 10,494 20,701 14,462
その他の金融負債 7,787 2,558 3,632
未払法人所得税 14,449 2,888 3,852
引当金 5,351 6,889 5,877
その他の流動負債 42,442 46,550 42,131
流動負債合計 154,342 141,728 122,196
非流動負債
社債及び借入金 4,705 137,786 131,689
その他の金融負債 5,858 11,754 19,216
退職給付に係る負債 19,564 17,033 15,857
引当金 3,701 2,852 2,923
繰延税金負債 2,601 11,212 9,374
その他の非流動負債 2,848 2,947 2,687
非流動負債合計 39,279 183,586 181,749
負債合計 193,622 325,315 303,946
資本
資本金 19,209 19,209 19,209
資本剰余金 17,200 17,321 17,321
利益剰余金 331,165 363,864 377,130
自己株式 △24,224 △24,225 △24,226
その他の資本の構成要素 6,110 △42,729 △94,732 親会社の所有者に帰属する持分合計 349,460 333,440 294,703
非支配持分 16,375 16,545 16,361
資本合計 365,835 349,986 311,064
負債及び資本合計 559,458 675,301 615,011
(2)要約四半期連結損益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年6月30日)
売上収益 164,142 157,528
売上原価 △97,609 △85,646
売上総利益 66,533 71,882
販売費及び一般管理費 △51,232 △51,741
その他の収益 1,713 2,563
その他の費用 △608 △1,596
営業利益 16,406 21,107
金融収益 419 5,898
金融費用 △234 △5,893
持分法による投資損益 18 1
税引前四半期利益 16,610 21,113
法人所得税費用 △4,858 △5,789
四半期利益 11,751 15,324
四半期利益の帰属
親会社の所有者 11,634 15,338
非支配持分 116 △13
四半期利益 11,751 15,324
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 44.81 59.08
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 44.71 58.92
(3)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年6月30日)
四半期利益 11,751 15,324
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定 する資本性金融商品
- △843
純損益に振替えられることのない項目合計 - △843
純損益に振替えられる可能性のある項目
その他有価証券評価差額 571 -
キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の 純変動の有効部分
256 △25
在外営業活動体の換算差額 7,241 △48,508
純損益に振替えられる可能性のある項目合 計
8,069 △48,534
税引後その他の包括利益 8,069 △49,377
四半期包括利益 19,821 △34,053
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 19,664 △33,923
非支配持分 156 △129
四半期包括利益 19,821 △34,053
(4)要約四半期連結持分変動計算書
親会社の所有者に帰属する持分
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
その他の資本の構成要素
在外営業 活動体の 換算差額
キャッシュ
・フロー・ ヘッジの 公正価値の
純変動の 有効部分
その他 有価証券 評価差額
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 2015年4月1日時点の残高 19,209 17,200 331,165 △24,224 - △447 6,557
四半期利益 - - 11,634 - - - - その他の包括利益 - - - - 7,238 256 534 四半期包括利益合計 - - 11,634 - 7,238 256 534
自己株式の取得 - - - △2 - - -
自己株式の処分 - 0 - 0 - - -
配当金 - - △3,899 - - - -
新規連結による増減 - - - - - - - 所有者との取引額等合計 - 0 △3,899 △2 - - - 2015年6月30日時点の残高 19,209 17,200 338,900 △24,227 7,238 △191 7,092
2016年3月31日時点の残高 19,209 17,321 363,864 △24,225 △46,083 △200 3,554 新会計基準適用による累積
的影響額
- - 3,420 - - - △3,554 2016年4月1日時点の残高 19,209 17,321 367,285 △24,225 △46,083 △200 - 四半期利益 - - 15,338 - - - - その他の包括利益 - - - - △48,422 △25 - 四半期包括利益合計 - - 15,338 - △48,422 △25 -
自己株式の取得 - - - △0 - - -
自己株式の処分 - - - 0 - - -
配当金 - - △4,679 - - - -
その他の資本の構成要素か ら利益剰余金への振替
- - △814 - - - - 所有者との取引額等合計 - - △5,493 △0 - - - 2016年6月30日時点の残高 19,209 17,321 377,130 △24,226 △94,506 △225 -
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分
合計 その他の資本の構成要素
合計
その他の 包括利益を 通じて公正 価値で測定 する資本性 金融商品
合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 2015年4月1日時点の残高 - 6,110 349,460 16,375 365,835
四半期利益 - - 11,634 116 11,751 その他の包括利益 - 8,029 8,029 39 8,069 四半期包括利益合計 - 8,029 19,664 156 19,821 自己株式の取得 - - △2 - △2 自己株式の処分 - - 0 - 0 配当金 - - △3,899 △88 △3,988 新規連結による増減 - - - 35 35 所有者との取引額等合計 - - △3,902 △53 △3,955 2015年6月30日時点の残高 - 14,139 365,222 16,478 381,701
2016年3月31日時点の残高 - △42,729 333,440 16,545 349,986 新会計基準適用による累積
的影響額
- △3,554 △133 44 △88 2016年4月1日時点の残高 - △46,284 333,307 16,589 349,897 四半期利益 - - 15,338 △13 15,324 その他の包括利益 △814 △49,262 △49,262 △115 △49,377 四半期包括利益合計 △814 △49,262 △33,923 △129 △34,053 自己株式の取得 - - △0 - △0 自己株式の処分 - - 0 - 0 配当金 - - △4,679 △99 △4,779 その他の資本の構成要素か
ら利益剰余金への振替
814 814 - - - 所有者との取引額等合計 814 814 △4,680 △99 △4,779 2016年6月30日時点の残高 - △94,732 294,703 16,361 311,064
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
注記
前第1四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日 至 2016年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 16,610 21,113
減価償却費及び償却費 7,615 8,633
金融収益及び金融費用(△は益) △184 △4
持分法による投資損益(△は益) △18 △1
固定資産除売却損益(△は益) 123 189
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 5,818 400
棚卸資産の増減額(△は増加) △3,514 1,063
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △3,861 △3,914
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 7 54
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △7 105
その他 △4,741 1,170
小計 17,846 28,810
利息の受取額 240 201
配当金の受取額 240 228
利息の支払額 △79 △153
法人所得税の支払額 △15,208 △2,678
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,039 26,408
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △5,998 △7,217
有形固定資産の売却による収入 68 199
無形資産の取得による支出 △1,542 △1,586
資本性金融商品の取得による支出 △350 △1
負債性金融商品の取得による支出 △740 △1,216
負債性金融商品の売却又は償還による収入 1,611 2,849
事業の取得による支出 △185,735 -
その他 △450 △154
投資活動によるキャッシュ・フロー △193,137 △7,127
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入による収入 175,463 -
短期借入金の返済による支出 △18,500 △4,779
長期借入金の返済による支出 - △554
社債の発行による収入 1,430 -
リース債務の返済による支出 △408 △521
配当金の支払額 △3,899 △4,679
非支配持分への配当金の支払額 △88 △99
その他 △1 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー 153,996 △10,634
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 3,511 △10,739 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △32,590 △2,092
現金及び現金同等物の期首残高 105,347 67,387
現金及び現金同等物の四半期末残高 72,757 65,294
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。
(報告企業)
ブラザー工業株式会社(以下、「当社」)は日本に所在する株式会社であります。当社の連結財務諸表は、当社 及びその子会社(以下、「当社グループ」)、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されております。
当社グループが営む主な事業内容は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アンド・ ホーム事業、マシナリー事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業、ドミノ事業及びその他事業の6事業であ ります。各事業の内容については注記「セグメント情報」に記載しております。
(作成の基礎)
(1)IFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(平成19年内閣府令第64号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の 規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
当社グループは、当第1四半期連結会計期間(2016年4月1日から2016年6月30日まで)からIFRSを適用して おり、本要約四半期連結財務諸表がIFRSに従って作成する最初の要約四半期連結財務諸表となります。
IFRSへの移行日は2015年4月1日であり、IFRSへの移行が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシ ュ・フローの状況に与える影響は、注記「初度適用」に記載しております。
(2)測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、要約四半期連結財政状態計算書における以下の重要な項目を除 き、取得原価を基礎として作成しております。
・デリバティブ金融商品は、公正価値で測定しております。
・公正価値で測定される非デリバティブ金融資産は、公正価値で測定しております。
・確定給付型年金制度に係る資産又は負債は、確定給付債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して測 定しております。
・他の当事者が確定給付制度債務の決済のために必要とされる一部又はすべての支出を補填することがほぼ確 実な場合には、当該補填の権利を資産として認識し、公正価値で測定しております。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満 を切り捨てて表示しております。
(4)新基準の早期適用
当社グループは国際財務報告基準第9号「金融商品」(2014年)(以下、「IFRS第9号」)を早期適用してお ります。移行日、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度は、国際財務報告基準第1号「国際財務報告基 準の初度適用」(以下、「IFRS第1号」)に基づく国際財務報告基準第7号「金融商品:開示」(以下、「IFRS 第7号」)及びIFRS第9号の遡及適用の免除により、従前の会計基準(以下、「日本基準」)に準拠しており、 当期首時点での日本基準の帳簿価額と、IFRS第9号適用による帳簿価額との差額を、利益剰余金及びその他の資 本の構成要素の調整として会計処理しております。
(重要な会計方針)
以下に記載されている会計方針は、他の記載がない限り、本要約四半期連結財務諸表(IFRS移行日の連結財政 状態計算書を含む)に記載されているすべての期間において、継続的に適用されております。
(1)連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。当社グループがある企業への関与によ り生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、当該企業に対するパワーにより当 該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当社グループは当該企業を支配していると判断してお ります。
子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結の対象に含めて おります。
子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会 社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ間の債権債務残高及び内部取引高、並びに当社グルー プ間の取引から発生した未実現損益は、要約四半期連結財務諸表の作成に際して消去しております。
子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配 持分の調整額と対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されてお ります。
支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得又は損失は純損益で認識しております。
② 関連会社及び共同支配企業
関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務及び営業の方針に重要な影響力を有しているもの の、支配又は共同支配をしていない企業をいいます。
共同支配企業とは、複数の当事者が共同支配により重要な経済活動を行う契約上の取決めに基づいている 企業をいいます。
関連会社への投資は持分法により会計処理しております。持分法の下では、投資は当初は原価で計上さ れ、その後は関連会社の純資産に対する連結会社の持分の取得後の変動に応じて投資額を変動させておりま す。関連会社に対する投資には、取得に際して認識されたのれん(減損損失累計額控除後)が含まれてお り、償却はしておりません。
関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関 連会社の財務諸表に調整を加えております。
(2)企業結合
企業結合は取得法を用いて会計処理しております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、 引き受けた負債及び当社グループが発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。 取得対価、非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計額 が識別可能な資産及び負債の正味の公正価値を超過する場合は、その差額を要約四半期連結財政状態計算書に おいてのれんとして計上しております。反対に下回る場合には、その差額を直ちに要約四半期連結損益計算書 において収益として計上しております。
仲介手数料、弁護士費用、デュー・デリジェンス費用等の、企業結合に関連して発生する取得関連コスト は、発生時に費用処理しております。
非支配持分は、公正価値又は被取得企業の識別可能資産に対する非支配持分の比例割合で測定しています。 この測定方法の選択は取引ごとに行っております。
企業結合の当初の会計処理が、企業結合が発生した報告期間末日までに完了していない場合は、完了してい ない項目を暫定的な金額で報告しております。取得日時点に存在していた事実と状況を、取得日当初に把握し ていたとしたら認識される金額の測定に影響を与えていたと判断される期間(以下、測定期間)に入手した場 合、その情報を反映して、取得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。新たに得た情報が、 資産と負債の新たな認識をもたらす場合には、追加の資産と負債を認識しております。測定期間は最長で1年 間であります。
非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理しているため、当該取引からのれんは認識して おりません。段階的に行われる企業結合の場合、以前より保有していた被取得企業の持分は支配獲得日の公正 価値で再測定し、発生した利得又は損失は純損益で認識しております。
被取得企業における識別可能な資産及び負債は、以下を除いて、取得日の公正価値で測定しております。
・繰延税金資産又は繰延税金負債及び従業員給付契約に関連する資産又は負債は、国際会計基準第12号「法 人所得税」及び国際会計基準第19号「従業員給付」に従って測定しております。
・被取得企業の株式に基づく報酬契約を置き換える、当社グループが発行する負債もしくは資本性金融商品 は、国際財務報告基準第2号「株式に基づく報酬」に従って測定しております。
・国際財務報告基準第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類され る資産又は処分グループは当該基準書に従って測定しております。
(3)外貨換算
① 外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで当社グループの各社の機能通貨に換算しております。
期末日における外貨建貨幣性資産及び負債は、期末日の為替レートで機能通貨に換算しております。 公正価値で測定される外貨建非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の算定日における為替レートで機能 通貨に換算しております。
換算又は決済により生じる換算差額は、純損益として認識し、要約四半期連結損益計算書において「その 他の収益」又は「その他の費用」に計上しております。ただし、財務活動に係る換算差額は要約四半期連結 損益計算書において「金融収益」又は「金融費用」に計上しております。なお、その他の包括利益を通じて 公正価値で測定される金融資産、及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他 の包括利益として認識しております。
② 在外営業活動体の財務諸表
在外営業活動体の資産及び負債については期末日の為替レート、収益及び費用については著しい変動のな い限り平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換 算差額は、その他の包括利益に「在外営業活動体の換算差額」として認識しており、累計額は資本の「その 他の資本の構成要素」に分類しております。在外営業活動体の換算差額は、在外営業活動体が処分された期 間に純損益として振替えられます。
在外営業活動体の取得により生じたのれん及び公正価値修正は、報告期間末時点での在外営業活動体の資 産及び負債として換算を行い、換算差額はその他の包括利益に「在外営業活動体の換算差額」として認識し ており、累計額は資本の「その他の資本の構成要素」に分類されます。
(4)金融商品
当社グループは、IFRS第9号「金融商品」(2014年)を早期適用しております。ただし、移行日、前第1四 半期連結累計期間及び前連結会計年度は、IFRS第1号に基づくIFRS第7号及びIFRS第9号の遡及適用の免除に より、日本基準に準拠しております。
当第1四半期連結累計期間はIFRS第7号及びIFRS第9号を適用しており、その会計方針は以下の通りであり ます。
① 金融資産
(ⅰ)当初認識及び測定
当社グループは、金融資産について、純損益又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金 融資産、償却原価で測定される金融資産に分類しております。この分類は、当初認識時に決定しており ます。
すべての金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定される区分に分類される場合を除き、公正価値 に取引コストを加算した金額で測定しております。
金融資産は、以下の要件をともに満たす場合には、償却原価で測定される金融資産に分類しておりま す。
・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づ いて、資産が保有されている。
・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フロー が特定の日に生じる。
償却原価で測定される金融資産以外の金融資産は、公正価値で測定される金融資産に分類しておりま す。
資本性金融商品は、原則としてその他の包括利益を通じて公正価値で測定されるものへの取消不能な 指定をしております。公正価値で測定される負債性金融商品は、事業モデルの目的が契約上のキャッシ ュ・フローの回収と金融資産の売却の両方によって達成されている場合、その他の包括利益を通じて公 正価値で測定する金融資産に分類しております。
(ⅱ)事後測定
金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下の通り測定しております。 (a)償却原価により測定される金融資産
償却原価により測定される金融資産については、実効金利法による償却原価により測定しておりま す。
実効金利は、当該金融資産の予想残存期間を通じての、将来の現金受取額の見積額を、正味帳簿価 額まで正確に割り引く利率です。実効金利法による利息収益は純損益に認識し、要約四半期連結損益 計算書上「金融収益」に含めて計上しております。償却原価で測定する金融資産の認識を中止した場 合、資産の帳簿価額と受け取った対価又は受取可能な対価との差額は純損益として認識しており、要 約四半期連結損益計算書上「その他の収益」又は「その他の費用」に含めて計上しております。 (b)公正価値により測定される金融資産
デリバティブ以外の公正価値により測定される金融資産の公正価値の変動額及び処分損益は純損益 として認識しており、要約四半期連結損益計算書上「その他の収益」又は「その他の費用」に含めて 計上しております。ただし、その他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定したものについて は、公正価値の変動額及び処分損益はその他の包括利益として認識しており、その累計額はその他の 資本の構成要素に認識後、利益剰余金に振替えております。なお、当該金融資産からの配当金につい ては、要約四半期連結損益計算書上「金融収益」の一部として純損益として認識しております。
(ⅲ)金融資産の減損
償却原価により測定される金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定される負債性金融商 品、及びリース債権に係る予想信用損失について、貸倒引当金を認識しております。
当社グループは、期末日ごとに、当初認識時と比べた信用リスクの著しい増大の有無を検証しており ます。なお、当社グループは、特定の金融資産が報告日現在で信用リスクが低いと判断される場合に は、当該金融商品に係る信用リスクが当初認識時以降に著しく増大していないと評価しております。
金融資産に係る信用リスクが当初認識時以降に著しく増大している場合、又は信用減損金融資産につ いては、全期間の予想信用損失を貸倒引当金として認識しております。著しく増大していない場合に は、12ヵ月間の予想信用損失を貸倒引当金として認識しております。予想信用損失は、契約に基づいて 受け取るべき契約上のキャッシュ・フローと受け取ると見込んでいるキャッシュ・フローとの差額の割 引現在価値に基づいて測定しております。
当社グループは、ある金融資産の全体又は一部分を回収するという合理的な予想を有していない場合 には、金融資産の総額での帳簿価額を直接減額しております。
なお、営業債権及びリース債権については当初認識時から全期間の予想信用損失を認識しておりま す。
金融資産に係る損失評価引当金の繰入額又は貸倒引当金を減額する場合における、貸倒引当金の戻入 額は、要約四半期連結損益計算書上「その他の費用」又は「その他の収益」に含めて純損益で認識して おります。
(ⅳ)金融資産の認識の中止
当社グループは、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅する、又は当社グ ループが金融資産の所有のリスクと経済価値のほとんどすべてを移転する場合において、金融資産の認 識を中止しております。当社グループが、移転した当該金融資産に対する支配を継続している場合に は、継続的関与を有している範囲において、資産に対する留保持分及び関連して支払う可能性がある負 債を認識いたします。
② 金融負債
(ⅰ)当初認識及び測定
当社グループは、デリバティブ以外のすべての金融負債について、償却原価で測定される金融負債に 分類しております。
すべての金融負債は公正価値で当初測定しておりますが、デリバティブを除いて直接帰属する取引コ ストを控除した金額で測定しております。
(ⅱ)事後測定
デリバティブ以外の金融負債の当初認識後の測定は、実効金利法による償却原価で測定しておりま す。実効金利法による利息費用は、要約四半期連結損益計算書上「金融費用」として、認識が中止され た場合の利得及び損失は、「その他の収益」又は「その他の費用」に含めてそれぞれ純損益として計上 しております。
(ⅲ)金融負債の認識の中止
当社グループは、金融負債が消滅したとき、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又 は失効となった時に、金融負債の認識を中止いたします。
③ 金融資産及び金融負債の表示
金融資産及び金融負債は、当社グループが残高を相殺する法的に強制可能な権利を現在有し、かつ純額で 決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ相殺し、要約四半期連結財政 状態計算書上で純額で表示しております。
④ ヘッジ会計及びデリバティブ
デリバティブは、デリバティブ契約が締結された日の公正価値で当初認識し、当初認識後は各報告期間の 末日の公正価値で再測定されます。
当社グループは、認識されている金融資産と負債及び将来の取引に関するキャッシュ・フローを確定する ため、為替予約などのデリバティブを利用しております。グループ内規程に基づき、投機目的、ディーリン グ目的のデリバティブは保有しておりません。
なお、上記デリバティブについて、ヘッジ目的で保有しているが、ヘッジ会計の要件を満たしていないも のもあり、それらについては公正価値の変動は即時に純損益として認識し、要約四半期連結損益計算書上
「その他の収益」又は「その他の費用」に含めております。ただし、財務活動に係るデリバティブについて の公正価値の変動は要約四半期連結損益計算上「金融収益」又は「金融費用」に含めております。なお、キ ャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分はその他の包括利益として認識しております。
ヘッジの開始時点においては、ヘッジ関係がヘッジ会計の適格要件を満たすかどうかを評価するために、 リスク管理目的や様々なヘッジ取引を行うための戦略に従い、ヘッジ手段とヘッジ対象の関係について文書 化しています。さらに、ヘッジの開始時及び継続的に、ヘッジ手段がヘッジされるリスクに起因するヘッジ 対象のキャッシュ・フローの変動を相殺するのに有効であるかどうかを評価しております。
具体的には、下記項目の全てを満たす場合においてヘッジが有効と判断しております。
(ⅰ)ヘッジ対象とヘッジ手段との間に経済的関係があること
(ⅱ)信用リスクの影響が、経済的関係から生じる価値変動に著しく優越するものではないこと
(ⅲ)ヘッジ関係のヘッジ比率が実際に使用しているヘッジ対象とヘッジ手段の数量から生じる比率と同じ であること
ヘッジ関係がヘッジ比率に関するヘッジ有効性の要求に合致しなくなったとしても、リスク管理目的が変 わっていない場合、ヘッジの要件を再び満たすようにヘッジ関係のヘッジ比率を調整しております。
予定取引に対してキャッシュ・フロー・ヘッジを適用するのは、当該予定取引の発生可能性が非常に高い 場合に限ります。
ヘッジ会計の適格要件を満たすヘッジ関係については以下のように会計処理しております。 キャッシュ・フロー・ヘッジ
当社グループは、ヘッジ会計の手法としてキャッシュ・フロー・ヘッジのみを行っております。 ヘッジ手段に係る公正価値の変動額のうち、有効部分であるキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金はその他 の包括利益として認識し、非有効部分は要約四半期連結損益計算書において即時に純損益として認識してお ります。
ヘッジされた予定取引がその後に非金融資産もしくは非金融負債の認識を生じる場合、又は、非金融資産 もしくは非金融負債に係るヘッジされた予定取引が公正価値ヘッジが適用される確定約定となった場合、キ ャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金を直接、当該資産又は負債の当初原価又はその他の帳簿価額に振替えてお ります。
上記以外のキャッシュ・フロー・ヘッジに係るキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金は、ヘッジされた予想 将来キャッシュ・フローが純損益に影響を与えるのと同じ期間に、純損益に振替えております。
ただし、当該金額が損失であり、当該損失の全部又は一部が将来の期間において回収されないと予想する 場合には、回収が見込まれない金額を、直ちに純損益に振替えております。
ヘッジ会計を中止する場合、キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金は、ヘッジされた将来キャッシュ・フロ ーの発生が依然見込まれる場合には、当該キャッシュ・フローが発生するまでキャッシュ・フロー・ヘッジ 剰余金に残し、ヘッジされた将来キャッシュ・フローの発生がもはや見込まれない場合には、純損益に直ち に振替えております。
移行日、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度において適用している、日本基準の会計方針は以下 の通りであります。
① 有価証券
有価証券は、満期目的保有の債券、又はその他有価証券に分類しております。 満期保有目的の債券は、償却原価法によって評価しております。
時価のあるその他有価証券は、公正価値によって評価し、評価差額の変動額はこれに係る税効果を控除し た金額により、要約四半期連結包括利益計算書においてその他の包括利益で認識しております。また、売却 原価は、移動平均法に基づき算定しております。
時価のないその他有価証券の評価基準及び評価方法は、移動平均法に基づく原価法によっております。 公正価値が著しく下落し、かつ、回復可能性がないと認められる場合、公正価値まで評価減し、当該評価 損は要約四半期連結損益計算書に計上しております。
② デリバティブ及びヘッジ会計
デリバティブは公正価値により、資産又は負債として認識し、デリバティブ取引に係る損益は要約四半期 連結損益計算書に計上しております。
ヘッジ手段であるデリバティブとヘッジ対象の相関関係が高くヘッジ効果が有効であり、ヘッジ会計の要 件を満たす場合には、デリバティブ取引に係る損益はヘッジ対象に係る損益が認識されるまで繰延べており ます。
金利スワップは、特例処理の要件を満たしている場合には特例処理によっております。
(5)現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動 について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されており ます。
(6)棚卸資産
棚卸資産は、取得原価又は正味実現可能価額のいずれか低い金額で計上されます。正味実現可能価額とは、 通常の事業の過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除した額 であります。棚卸資産の取得原価には、購入原価、加工費及び棚卸資産の現在の保管場所及び状態に至るまで に要したすべてのコストを含んでおり、主に加重平均法に基づいて算定されております。
(7)有形固定資産
有形固定資産は、原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で 表示しております。
有形固定資産の取得原価には、当該資産の取得に直接関連するコスト、解体・除去及び土地の原状回復費 用、並びに資産計上すべき借入コストが含まれております。
土地及び建設仮勘定以外の各資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上されて います。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は以下の通りであります。
・建物及び構築物 3-60年
・機械装置 3-20年
・工具器具及び備品 2-20年
なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は各年度末に見直しを行い、必要に応じて改定しておりま す。
有形固定資産は、処分時、もしくは継続的な使用又は処分から将来の経済的便益が期待されなくなった時に 認識を中止しております。有形固定資産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産の認識の中止時に 純損益に含めており、要約四半期連結損益計算書上「その他の収益」又は「その他の費用」に含めて計上して おります。
(8)投資不動産
投資不動産とは、賃貸収入又はキャピタル・ゲイン、もしくはその両方を得ることを目的として保有する不 動産であります。
当社グループは、投資不動産の測定に「原価モデル」を採用しております。投資不動産の当初認識は取得原 価によって行われ、その後は減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しております。
投資不動産の減価償却は、以下の見積耐用年数にわたり、定額法により計算しております。 建物及び構築物 3-60年
見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、毎期見直しを行い、必要に応じて改定しております。
(9)のれん及び無形資産
① のれん
子会社の取得により生じたのれんは、無形資産に計上しております。
当社グループは、のれんを取得日時点で測定した取得対価、非支配持分の金額、及び取得企業が以前に保 有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計額から、取得日時点における識別可能な取得資産及び引 受負債の純認識額を控除した額として測定しております。
また、のれんは取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額にて計上しており、償却は行わず、少な くとも年一回、又は減損の兆候が存在する場合にはその都度減損テストを実施しております。のれんの減損 損失は要約四半期連結損益計算書において純損益として「その他の費用」に含めて計上しており、その後の のれんの減損損失の戻入れは、行っておりません。
② 開発費の資産化
新しい科学的又は技術的知識の獲得のために行われる研究活動に対する支出は、発生時に費用計上してお ります。開発活動による支出については、以下のすべての条件を満たしたことを立証できる場合にのみ、資 産計上しております。
(a)使用又は売却できるように無形資産を完成させることの技術上の実行可能性 (b)無形資産を完成させ、さらにそれを使用又は売却するという企業の意図 (c)無形資産を使用又は売却できる能力
(d)無形資産が蓋然性の高い将来の経済的便益を創設する方法
(e)無形資産の開発を完成させ、さらにそれを使用又は売却するために必要となる、適切な技術上、財務 上、及びその他の資源の利用可能性
(f)開発期間中の無形資産に起因する支出を信頼性をもって測定できる能力
自己創設無形資産の当初認識額は、無形資産が上記の認識条件のすべてを満たした日から開発完了までに 発生したコストの合計額であります。償却は、開発に費やした資金が回収されると見込まれる期間(2-5 年)で定額法により行い、当該償却累計額及び減損損失累計額を当初認識額より控除した金額で要約四半期 連結財政状態計算書に計上しております。
なお、上記の資産計上の要件を満たさない開発コスト及び研究活動に関する支出は、発生時に費用処理し ております。
③ その他の無形資産
個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定されます。また、企業結合で取得した無形資産 は、取得日の公正価値で測定されます。
のれん以外の無形資産は、当初認識後、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却され、取得原価 から償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で計上されます。主要な無形資産の見積耐用年数は 以下の通りであります。
・ソフトウエア 2-5年
・特許権 8-10年
・顧客関連資産 15年
見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は各年度末に見直しを行い、必要に応じて改定しております。 なお、耐用年数を確定できない無形資産については、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額に
(10)売却目的で保有する非流動資産
当社グループは、継続的な使用ではなく、売却により回収が見込まれる非流動資産及び処分グループのう ち、1年以内に売却する可能性が非常に高く、かつ現在の状態で即時に売却可能で、当社グループの経営者が 売却を確約しているものについては、売却目的で保有する非流動資産及び処分グループとして分類し、減価償 却又は償却は行わず、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のうち、いずれか低い方の金額で測定しており ます。
(11)リース資産
契約上、資産の所有に伴うリスクと経済価値が実質的にすべて借手に移転するリースは、ファイナンス・リ ースに分類し、それ以外の場合には、オペレーティング・リースに分類しております。
契約がリースであるか否か、又は契約にリースが含まれているか否かについては、法的にはリースの形態を とらないものであっても、IFRIC解釈指針第4号「契約にリースが含まれているかの判断」に従い、契約の実 質に基づいて判断しております。
借手としてのファイナンス・リース取引におけるリース資産及びリース負債は、リース開始日に算定したリ ース物件の公正価値と最低リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で当初認識しております。当初認識後 は、当該資産に適用される会計方針に基づいて減価償却を行っております。
リース料支払額は、利息法に基づき金融費用とリース負債の返済額に配分し、金融費用は要約四半期連結損 益計算書において認識しております。
貸手としてのファイナンス・リース取引におけるリース債権は、対象リース取引の正味投資未回収額を認識 しております。
借手としてのオペレーティング・リース取引においては、リース料支払額は要約四半期連結損益計算書にお いて、リース期間にわたって定額法により費用として認識しております。また、変動リース料は、発生した期 間の費用として認識しております。
貸手としてのオペレーティング・リース取引においては、オペレーティング・リースからのリース収益はリ ース期間にわたって定額法により純損益で認識し、オペレーティング・リースの契約締結時において当社グル ープに発生した当初の直接原価はリース資産の帳簿価額に追加され、リース収益と同じ基準で、リース期間に わたって純損益で認識しています。また、受取変動リース料は発生した期間の純損益で認識しております。
(12)非金融資産の減損
棚卸資産及び繰延税金資産を除く当社グループの非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに各資産又は資産が 属する資金生成単位(又はそのグループ)に対して、減損の兆候の有無を判定しております。減損の兆候が存 在する場合は、減損テストを実施しております。減損テストの実施単位である資金生成単位(又はそのグルー プ)については、他の資産又は資産グループのキャッシュ・フローから独立したキャッシュ・フローを生成さ せるものとして識別される資産グループの最小単位(又はそのグループ)としております。合理的で一貫性の ある配分方法が識別できる場合、全社資産についても、個々の資金生成単位に配分されています。のれん及び 耐用年数を確定できない無形資産については、適切な資金生成単位に配分し、減損の兆候に関わらず、少なく とも年1回、又は減損の兆候がある場合にはその都度減損テストを実施しております。
資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却コスト控除後の公正価値のうちいずれか高い方の 金額としております。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該 資産に固有のリスクを反映した税引前割引率を用いて現在価値に割り引いております。売却コスト控除後の公 正価値の算定については、利用可能な公正価値指標に裏付けられた適切な評価モデルを使用しています。
減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超過する場合に当該超過額を認識してお り、要約四半期連結損益計算書上「その他の費用」に含めて計上しております。資金生成単位(又はそのグル ープ)に関連して認識した減損損失は、まず、その単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分 し、のれんの帳簿価額を超過する減損損失については、資金生成単位(又はそのグループ)内のその他の資産 の帳簿価額を比例的に減額するようにしております。
減損損失の戻入れは、過去に認識した減損損失を戻入れる可能性を示す兆候が存在し、回収可能価額の見積 を行った結果、回収可能価額が帳簿価額を上回る場合に行っております。戻入れる金額は、減損損失を認識し なかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を上限としております。な お、のれんに関連する減損損失は戻入れいたしません。
(13)借入コスト
意図した使用又は販売が可能となるまでに相当の期間を要する資産に関して、その資産の取得、建設又は製 造に直接起因する借入コストは、当該資産の取得原価の一部として資産化しております。その他の借入コスト はすべて、発生した期間に純損益として認識しております。
(14)従業員給付
① 退職後給付
当社及び一部の連結子会社は、従業員の退職給付制度として、確定給付制度と確定拠出制度を採用してお ります。
確定拠出制度は、雇用主が一定額の掛金を他の独立した企業に拠出し、その拠出額以上の支払について法 的又は推定的債務を負わない退職給付制度であり、確定給付制度は、確定拠出制度以外の退職給付制度であ ります。
当社及び一部の連結子会社は、確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用を、主として年金 数理人により予測単位積増方式を用いて算定しております。
割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した期末 日時点の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。
確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算 定し、要約四半期連結財政状態計算書上「退職給付に係る負債」として、又は「その他の非流動資産」に含 めて計上しております。この計算により積立超過がある場合は、制度からの返還又は制度への将来掛金の減 額の形で利用可能な経済的便益の現在価値を上限として資産として計上しております。
また、他の当事者が確定給付制度債務の決済のために必要とされる一部又はすべての支出を補填すること がほぼ確実な場合には、当該補填の権利を資産として認識しており、要約四半期連結財政状態計算書上、
「保険積立金」の一部として、「その他の非流動資産」に含めて計上しております。
確定給付制度の再測定による差額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちにそ の他の資本の構成要素から利益剰余金に振替えております。
制度改定又は縮小により生じた確定給付制度債務の現在価値の変動である過去勤務費用は、発生した期の 純損益として認識しております。
確定拠出型の退職給付に係る費用は、従業員が関連するサービスを提供した時点で費用として認識してお ります。
② 短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上し ております。
従業員から過去に提供された労働の対価として支払うべき現在の法的もしくは推定的な債務を負ってお り、かつその金額が信頼性をもって見積りが可能な場合に、支払われると見積られる額を負債として認識し ております。
③ その他の従業員給付
退職後給付以外の長期従業員給付に対する債務は、従業員が過年度及び当年度において提供した労働の対 価として獲得した将来給付の見積額を現在価値に割り引くことによって算定しております。
(15)株式に基づく報酬
当社グループは、持分決済型の株式に基づく報酬制度として、ストック・オプション制度を採用しておりま す。ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定すると予想される ストック・オプションの数を考慮した上で、権利確定期間にわたって費用として要約四半期連結損益計算書に おいて認識し、同額を要約四半期連結財政状態計算書において資本の増加として認識しております。付与され たオプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズ・モデル等を用いて算定し ております。